【声明】成年被後見人等権利制限適正化法案の今国会審議入りを阻止しました

 本日7月22日、196回通常国会が閉会しました。今国会では、精神障害の当事者団体の運動によって成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律(案)が審議入り見送りとなりました。
 本法案が国会に上程される前の段階では、内閣から参議院先議の希望が出されており、ほとんど質問時間を使わずに与野党ともに賛成して成立するような位置づけとなっていました。また、多くの障害者団体が本法案を欠格条項廃止に向けた運動の前進と捉えるきらいがあり、一部には賛成して審議加速をしようとする向きさえありました。
 そのような中で全国「精神病」者集団は、閣議決定前から関係者等を説得してまわり、閣議決定の当日には反対声明を公表して立法府に慎重審議を求めてきました。また、成年後見制度を見直す会と共催して院内集会を企画・開催し、注目を集めました。こうした動きによって衆議院内閣委員会理事会では、参議院先議への疑問が示され、とうとう衆議院先議へとなりました。
 今国会に提出された内閣関連法案は、そもそも法案の数が非常に多く、さらにその中にはTPP法案やカジノ法案といった対決法案が複数あったため、本法案が衆議院先議となったことで審議日程の目処が立たなくなりました。
 かくして、我々は成年後見制度をめぐる一人一人の実態を明らかにすることで、慎重審議の方向付けを獲得し、ついに今国会で審議入りさせなかったわけであり、これは非常に大きな成果となりました。今後は、こうして作った貴重な審議入りまでの時間を有効に活用し、障害者権利委員会による総括所見の反映のための検討、障害当事者参画の実現、現実に起こっている問題の解決の3点を重点に行政府、立法府への働きかけに取り組んでいきたいと思います。
   2018年7月22日

【声明】精神保健福祉法改正法案の今国会での上程阻止を果たしました

 本日7月22日、第196回通常国会が閉会しました。3月9日、野党欠席のなか委員長の職権により厚生労働委員会が開催され、不正常になる傍ら、政府は法案上程の事実上の締切日である3月13日までに精神保健福祉法改正法案の閣議決定をおこなわず、今国会への提出を事実上断念しました。
 これによって第196回通常国会会期中の精神保健福祉法改正法案の上程は、完全に阻止されました。私たちは、第193回、第194回、第195回の全3回の会期において衆議院審議入り断念、廃案に追い込み、そして、今回の法案提出断念と国会行動において繰り返し勝利してきました。
精神保健福祉法は、私たち精神障害者を苦しめる多くの原因を含んだ法律です。その精神保健福祉法が、今だかつて、ここまでの打撃を受けたことはなかったと思います。
 このような流れの中で政府・厚生労働省は、いよいよ精神保健福祉法改正案を前回と同じ内容で出し直すことが困難になってきました。しかし、出し直される法案の中身は、いまだ不明とされています。そのため、次の国会で再び多くの課題を積み残した状態のまま精神保健福祉法改正法案が上程されても全くおかしくはありません。
 そのようなことが起これば精神障害者に対する監視強化につながることになるため、私たちとしては断じて認められません。
決して諦めずに最後の最後までともに闘い抜きましょう。
  2018年7月22日

TCI-Asia運営委員会報告(2018年7月10日)

新しい会員
マルタ:マルタの支援者と当事者の組織から人を呼べると思う。精神科医が主な組織だけど、2人の精神障害の女性たちがくるかもしれない。
ベトナム:身体障害者の女性と連絡がとれるかもしれない。
カンボジア:サービスの必要性があることはわかっている。また、国際的に活動している人もいるが、精神障害者の人達たちの活動はわからない。
バリ総会はINTARの半分くらいの人数が来る、大きな会議になりそう。21-22か国から来そう。

バリ総会
◇参加者
リズナ:CRPD委員
マオラニ:アジア障害フォーラム(インドネシア)
カトリーナ:障害の特別報告者
?:APCD
などが参加してくれる予定である。
このようないろいろな利害関係者との半日の会議を開催する。

◇予定
ほとんどの人は26日の午後くる。
26日の午後:CRPDとTCI Asiaについて新しく来た人に概略的な紹介をする。
新しくTCI Asiaに入る多くの人は精神科医の紹介で来ているので、どれくらいの人がCRPDについて知っているかわからない。

27日:
それぞれの国でどのような制度があって、どのようなことをしているのかを紹介する。
さまざまな状況の国があるので、2つのグループに分けてもよいかも。

TCI Asiaのアドボケイトについてのセッション:
1.WHO quality rights評価について。
2.国連が多くの政府関係者を集めてGlobal mental health summitをしようとしている。障害のサミットはこれまでもあったが、精神保健はこれまではなかった。TCI Asiaはここに意見を出す予定である。

◇楽器のセッション
たいこのセッションもする予定。
バリには楽器を作っているところがあり、地元の楽器も使う予定。
でも、みんなに一人一つ楽器を持ってきてくれるようにお願いしたい。
日本から11月に使った小さい楽器を20こくらいの楽器をもってきてほしい。
場所は、もしかしたらビーチでできるかも。
バーガビさん:雨が降っていそうなので、どこで太鼓をしようか?
イェニさん:たぶん乾季だからだいじょうぶそう。30度くらい。近くにプールもある。
地元のダンスも安ければいっしょにやりたい。モンキーダンスという。
予算を調べてから検討する。

◇ほか
他の組織のステークホルダーたちは、29日に来てもらって、ディナーもすればよい。
インドネシアから何人が来るのか?全員分は宿泊費が払えない。

◇今後
何をするのかのリストを作成して、そこにみんなが名前を書いていく。
太平洋地域の人の参加のためにCBMもお金を出してくれるかもしれない。
ヨーロッパやアメリカとは共有できることがすくないけど、アフリカや南米とは多い。南半球のネットワークをつくりたい。

各国の制度の調査について
情報収集の書式はほぼできているので、もうすぐお送りできる。
オーヤンさんは8月28日にくる。裁判があるので。

Mad in Asia
Mad In Asiaは来週15日には最初の記事があがる。
そして、バリの会議で正式に開始するのを祝う。
これからジルミルがいろんな国にインタビューする。
ライナスが中国語に翻訳している。他の言語もあれば歓迎する。
運営委員に翻訳にかかわれる人がいるかきいてみる。
あと、記事を書いてくれる人も募集する。

TCI-Asia運営委員会報告(2018年6月20日)

TCI Asiaのウェブサイト
もうすぐできそう。Mad in Asiaは進んでおり、月末までにできると思う。
多くの新しい会員がTCI Asiaに参加している。バプトラストのKavita Nairの支援を得て会員登録の新たな確認をした方がよい。

TCI Asiaの団体登録
*タイでTCI Asiaを団体登録するために法律家(Hughes Krupica)たちとともに書類が完成しつつある。TCI Asiaの予算から事前の支払いをしている。必要な情報を得るために理事会員の案が必要である。
*TCI Asiaとして登録するかTCI Asia Pacificとして登録するか決めていないので、書類は総会の後に提出する。もう一つの途中になっていることは、借りている場所ではない形でタイの住所が登録のために必要である。キムさんが適切な住所を見つける役割を担う。キムさんはバンコクに住所をもつことを提案している。
*理事の案:Dr. Mountian, Kim, Yeni, Bhargavi, Ohyong。TCI Asiaのタイのメンバーと外国のメンバーが同数の方がよいので、タイからもっとメンバーが必要である。3人目の理事のメンバーは大使のような有名な人がよい。提案されている名前はSawalak, Bosであり、キムはさらに名前を挙げる予定だ。

バリ島の総会
*新しいメンバー――シンガポール、マレーシア、フィジー――が総会に来る予定である。
*もっと他の国についての推薦が必要である――Mayanmar, kingdom of Brunai, Vietnam, Cambodia, Laos, Maldeives, Bhutan, Afghanistan。
*USPケニアのMichael Njengaもオブザーバーとして総会に参加するかもしれない。
*障害種別をこえた運動体や資金提供者などTCI Asiaを支援している人たちとの半日間の会議が提案された。招待したらよいと思う人についての運営委員会からの提案が求められている。今提案されているのは、DIFD, CBM A, CBM International (Julian), IDA, CBR Global network。

2018年締約国会議
*TCI Asiaからは40人近くの参加者があった。よい反応があり、サイドイベントに動員もできた。サイドイベントの参加者は2人の障害者権利委員、IDAの会員、WNUSPの会員、OHCHRの会員。
*初めてのサイドイベントであった点、強力なパートナー――DRF, OHCHR, IDA, Human Rights Watch――を得られた点で大きな成果があったといえる。
*イェニがいくつかのサイドイベントに呼ばれて、大きな成果を収めた。

TCI-Asia運営委員会報告(2018年4月6日)

議論の主な論点
•Update on Oct, meeting in S Korea 韓国での10月の会議について
•Plenary meeting, Bali バリ島での総会
•COSP Participation 締約国会議の参加
•TCI Asia Fellowships TCI Asia のフェローシップ

韓国での10月に提案されている会議について
•オーヤンの国内人権委員への資金提供の申請は拒否された。しかし、オーヤンはほかの障害種別をこえた組織とともに、韓国障害基金に申請をしている。
•TCI Asiaの会議の計画とIDAの理事会議についての情報を求めている。
•TCI Asiaのソウルでの会議の目的
oアジア太平洋領域での自分たちの活動についてのIDAの理事との対話
o韓国におけるKAMIなどの精神障害者組織を支援する
•IDAの理事(3-4名)、APCDのメンバー、そのほかの影響力のある人、DPI韓国会議、障害種別をこえた障害者組織との会議が提案されている。
•提案された意見は、国際的なDPOのリーダー、政府関係者が私たちの企画に来て、私たちの目標を達成するための戦略について議論する小さな会議をもつというものである。

バリ島での総会
•参加者――総会に招待される人は会員として登録されていなくてはならない。事務局は、台湾についてはTAMIとLGBTQそれぞれのメンバーと連絡をとっている。ネパールについてはKoshisと精神障害女性団体、香港はヴィンセント、スーザン、ソフィー、バングラデシュは2人の会員がいるが活発ではない。
•自費で来る分には、多くのメンバーがバリ島総会に参加することを歓迎する。
•Malaysia, Singapore, Laos, Cambodia, Vietnam, Bhutan and Myanmarからの新しいメンバーが必要である。ワーカーは、障害開発センターと連絡をとってみると提案してくれた。
•飛行機を予約するためにパスポートを送るように頼まれている参加者がまだいる。
•総会のテーマは「気運の再構成」、つまりインクルージョンに向けてパラダイムを転換していくことについてである。
•それぞれの国の情報を集めるために短い調査をおこなう必要がある。1.それぞれの国での障害法制および後見法制の概略。2.それぞれの国の精神障害領域の国家予算。
•オーヤンは、調査をおこなうのに協力すると言った。ワーカーは、質問書をつくるためのお手伝いをすると言った。質問書の案は、最終版ができる前に運営委員から意見を集めるために4月25日までに送るように求められている。
•バーガビは、Yeni, Meenakshi and Bhargaviの議論に基づいてアレックスが作った会議の計画について話をした。1日目:国連の発展についてのこれまでの情報共有とTCI Asiaとの関係でなされた活動について。2日目:テーマをもった学習会。3日目:来年の国連機関とのやりとりのための準備の分科会。これが総会について議論があったときの計画案である。委員はコメントなどを送ってくれるように求められている。
•バリ島のAyodyaリゾートは、総会の会場として選ばれた。

締約国会議の参加
•TCI Asiaはイェニの名前を提案している。
•バーガビは次のことをおこなうことを提案する。
oHRW, DRF, IDA, CBM Aと協力して、TCI Asiaのサイドイベントの開催を提案する。
oアジアのためのヨーロッパとは異なる権利擁護についてのTCI Asiaのサイドイベント概略づくり。
•今年のTCI Asiaのフェローシップは、ガイドラインに決められた彼らの申請に基づいてキムとイェニに与えられることが合意された。
oキムは、国レベルの独立したピアサポートを発展させ、国内の権利擁護に活発に参加する。
oイェニは、自分の組織での2番目のリーダーシップを発展させ、国内及び地域のレベルでの活動を進める。
バプトラストは3番目4番目のリーダーシップを持っており、共有できる。興味のある人がいれば、可能になる方法[たぶんバプトラストの人が活動を手伝ってくれるということ]があると思われる。

そのほかの議題
•新しい道具として技術的な支援を提供するために他国に行ける技術者がいれば、グループを作る。
•マッドインアジアのウェブページは、障害種別をこえた運動との活動におけるインドネシアの成功例についての情報を集めて共有する。

TCI-Asia運営委員会報告(2018年3月13日)

バリ島でのTCI Asia総会の計画
WaqarとYeniがジュネーブで出席した、CRPDについてのトレーナーのためのトレーニングのフィードバックから会議は始まった。トレーニングには、障害種別をこえた活動家が参加していた。アフリカからMichealさんといっしょに活動している精神障害の人がいた。トレーニングは、トレーニングをどのように行うかという方法についてではなく、CRPDの理解と将来の参加者に向けてどのように上手に条文を説明できるのかに焦点を当てていた。トレーニングには2つの単位があり、両方を履修したのちトレーナーになれる。

バリ島でのTCI Asiaの総会 8月初旬
14か国の会員が招待されている。招待が可能な非常に軽く連絡のとれている国がそれに加えて6-7か国ある。
誰が総会に出席するのか名前を把握する必要がある。総会に貢献できる人の名前を提案してほしい。国のレベルで実際に活動している人たちも必要である。このため総会では、あなたの組織であなたの後ろで活動している人をそれぞれの国から選びたい。強い後部チームを作っていく必要がある。
4月には予約を開始できるように早めに名前が必要になる。
総会に出席するメンバーを選ぶ基準
国レベルの活動に積極的に関わっていること
TCI Asiaと連絡があること
後部チームに加われること
全部で40人(各国から2人)参加できる。
2日半の総会(40人)と1日の運営委員会(16-18人)
通訳機を利用する予定。通訳者が必要。通訳が必要な国には、私たちがサポート費用を獲得できるようにがんばる。自分の通訳者を支援するために資金獲得を頑張ってほしい。
運営委員は出席するべきである。何人かの支援者来る予定である――PDFからAlex, Seta/Anje、CompodiaからMolani, Saorath。
サットナーム・トラベルが旅券を予約してくれる。
総会のために28,000USDが使える。これでは25人分にしかならない。10000-15000USDの資金獲得しなくてはならない。
資金の提案――DRF, Wellspring advisor and CBM-A
CBM-Aは、太平洋での活動に資金を出してくれてきた。フィジーやトンガの人がTCI Asiaの総会に出席するという提案がある。CBM-Aは彼らの経費について支援してくれるかもしれない。
過程に関してTCI AsiaをTCI Asia Pacificにすることについては、総会で提案しなくてはならず運営委員会では決められない。

Vladimir, Alex and Nicoとの議論
TCI Asiaをどのように支援できるか、どのように関係を強めていけるか、どのようにTCI Asiaはメンバーになれるか。
Nicoは、次のOSFの助成金に向けてVladdimerに注意喚起することを提案した。
国際的な招集は進んでいない。WNUSPはまったく動いていない。そこで世界インクルージョン・ネットワークを作ろうと提案している。IDAに参加するために国際的な組織になろうという熱意がみられる。
IDAのメンバーシップを申請することはTCI Asiaにとって可能である。しかし、その地位は理事の助言に基づいて決まってしまう。私たちがやってきたことに理事は肯定的な評価をすると思われる。正会員になる大きなよい機会があり、最悪でもオブザーバー会員として招待されるだろう。
IDAの理事は、10月に韓国で理事会を開く予定であり、そこで理事に会うことを提案した。
Oh Yongは、10月に韓国で会議をひらくことをすでに計画している。そこで私たちは、相乗効果を作れる。IDAの理事との夕食や韓国で国レベルの会議があるかもしれない。
Oh Yongは、NHRI韓国に助成金の申請書をすでに提出している。
Alexは、ファシリテーターをつづけ、PDFやIDAとの関係を作ってくれる。
チームを牽引し仕事をおこなっているTCI Asiaのメンバーにいくつかの種類の金銭的な保障が可能になるべきである。いくつかの戦略が議論された。
MIAには少額の編集費を支払する。
各国でのトレーニングに対しては支払いを受ける。
2-4年間TCI Asiaのために仕事した人には地位(奨学金)を与える。2つの地位があり、一つは国レベルの仕事、もう一つは地域レベルの仕事である。
使えるお金は1年間に6000から8000USDである。フェローシップは、ゼロのときから始めることはできないが、すでにおこなっている仕事を支援することはできる。
来季のTCI Asiaの予算は、活発に活動している会員にも支払いをしようと思っている。

フェローシップ
フェローシップのガイドラインが適切になったら、戻ってくる。
これはTCI Asiaの会員に開かれており、運営委員には限定されていない。
申請は推薦によってなされる。自推も可能である。
国、地域、国際的なレベルでの仕事を記録しておけるTCI Asiaのウェブサイトが必要である。
次の会議までにウェブサイトを作る予定である。
言語の障壁に伴う困難がある。翻訳のための費用はない。写真や英語の記事も共有することができる。
アイディアを実行するための計画――たとえは国レベルのニュースを貼りつけられる。
ジャニスは、TCI Asiaの仕事から移っていく。彼女はASEAN領域で活動的になるだろう。
ほかのメンバーとの連携を共有してくれるようにお願いしてある。
ネパール、バングラデシュ、フィリピンからの会員がもっと必要である。

社会的ケア施設についての研究
YeniとWaqarが、方法、サンプリング、質問などについて議論した。
Waqarはすでに書類をつくってあり、共有できる。
この調査を引き受けてくれる調査機関を見つける必要がある。Arrowにお願いすることができる。彼らは女性の権利について活動してきた。地元の調査機関と活動できるだろうか?大学と活動できるだろうか?
この調査のために資金獲得が必要である。
主催者の事務局は、資金獲得のために概要説明をつくるのを手伝った方がよいか?
さまざまな政治的傾向のあるの国だけを取り扱う必要がある。
自分の国のNHRIの小規模な調査のための国レベル助成金に挑戦してほしい。地元のレベルで調査をおこない、データをもちよってほしい。
1つの調査計画ですべての国について、TCI Asiaレベルでの調査をおこなうのもよい考えだ。
調査にグローバルな機関/大学が参加することについて
どうやってTCI Asiaはメンバーの貢献を認識するのか?

調査に支払いはしない
TCI Asiaの個別の相談者はTCI Asiaの会員をリードする場合には、TCI Asiaとしての仕事になるのか?私たちは引っぱってくれているメンバーを失いたくない。
たとえばバプトラストでは、個別の相談者の数を絞っており、バーガビはそれになることができる。彼女は相談を公開しなくてはならない。
国のリーダーとして招待されるか、TCI Asiaのメンバーとしてかに混乱が生じる。
政策席な決定をおこなう必要はあるだろうか?
o TCI Asiaのメンバーと機関との間の覚書?
o どのような相談者を呼べるのか、何人呼べるのかについて厳格な決まりはつくれない。
o 会員は、どこに行ってもTCI Asiaの考え方を実行できる。

資料はこちらで共有できます。
TCI Asia FB Page – https://www.facebook.com/tciasia/
TCI Asia Twitter – @TCIAsia

TCI-Asia運営委員会報告(2018年2月6日)

この会議には出席者が3人しかいなかったため、議論をおこない計画を立てた。定数に達していないため、決定はしなかった。

多く議題となったのは、バリでの総会についてである。議論から多くの興味深いアイディアが生まれた。
提案された時期:プロジェクトが終了する前の2018年8月。(IDA-OSFのプロジェクトの周期は9月から8月である。)

予算:1年に30-40人が総会に渡航することができる。私たちは2年間総会を開いていない。このため、この予算は正当化されるであろう。バーガビがTCI-Asiaの予算を確認して報告する。

バリの総会のテーマ
1.開発におけるインクルージョン:SDGs、私たちの支持者の開発のインクルージョンに関するそれぞれの国における状況
・アジアにおける交差性、ジェンダー、性、生殖の権利、貧困、精神障害者
・そのほかの地域サービス
・アクセシビリティ、ハビリテーション、仕事・雇用・住居を通した主流化
・職場における合理的配慮

2.法的な問題:法的な調和の最終的な局面において、精神衛生法を考えた。この局面では、それぞれの国の障害法制がどのような状況にあるのかを考える。今度のインクルージョンについての報告書で、これに関する状況について報告できる。

3.精神保健の資金:EQUALSは、事前準備のための短いガイドラインの作成によって、この局面の準備を支援してくれる。それぞれの国は、精神保健の資金について、中央及び(もし申請可能であるなら)連邦政府が使った資金についての事例検討を報告できる。

4.WHOのQR評価及びそのほかの国連に関連すること:ジャニスとイェニがWHOのQR評価に関する仕事をしている。彼らがセッションをおこなうのは、国連の過程の文書やそれに対する私たちの貢献について、私たちの位置取りを更新するのに有用であるだろう。

5.研究についての委員会:現在の仕事、とくに社会的ケア施設について。イェニとワーカーがBRIDGEのトレーニングでジュネーブであったときに、このトレーニングについての方針を考える。

2月の終わりにインドネシア精神保健連盟は、バリのホテル場所の基本的な情報を提供する。事務局は、予算と、35人ほどの人がバリに渡航できるかを確認する。私たちは14か国から集まっているが、もう少し国を追加する必要があり、もっとネットワークを作らなくてはならない。
もう一日、運営委員会の会議のために割り当てる。

TCI-Asia運営委員会報告(2018年1月18日)

1. 会員規約について

個人会員:
◆コアメンバー:精神障害者
◇精神障害者であれば、自動的にコアメンバーになるのか?
→なるほうがよい。
◇Psychosocial disabilityではなくmental healthの問題をもっていると思っている人などもいる。そういう人もコアメンバーになれるようにすべきである。
→診断がなくとも本人が基準に当てはまると思ったらコアメンバーになれる。
→書類をつくるときには、psychosocial disability/ mental health/ user and survivorなどをリスト化し、そこにあてはまる人は自動的にコアメンバーにする。
◇コアメンバーの義務/責任
→コアメンバーだけが投票権を持てる(TCI Asiaが組織として登録したあと)。
→それぞれの国(州・市)での活動を進める。また、全国的な組織ができるように努力する。いろいろな人が活動に関われるように。
→とくに何か義務があるわけではなく、それぞれのできる領域でTCIの活動に貢献する
◇団体会員になるか、個人会員になるか
→とくにガイドラインをつくってはいない。団体会員と個人会員の両方に同時になることができる。団体会員に登録したからといって、その団体の会員が自動的にTCI Asiaの個人会員になるわけではない。

◆賛助会員:障害種別をこえたメンバーや支援者(Supporter)
◇どのように賛助会員とアライを分けるのか。
→アライはTCI Asiaに招待された人。
◇支援者(Care Giver:主に家族と医療者)も個人として賛助会員になることは可能か
→可能にした方がよいという人:ライナス、キム、チンサ、ティエン。可能にしない方がよいと言う人:バーガビ、メナーシ、イェニ。
↓その後の議論
◇賛助会員の人数を制限した方がよい。コアメンバーの数を超えない方がよい。
◇台湾ではセラピストなどがオルタナティブな方法などを使っている。タイでは支援者(とくに家族)とよい関係を築いて協力して活動している。スリランカでも支援者とともに活動している。
◇インドやインドネシアでは、支援者と精神障害者の主張は大きく異なっていることが多い。このため、支援者の意見が支配的になっては困る。TCI Asiaはこれまで聞かれてこなかった精神障害者の声を発信していく組織としてあるべきである。

◇それぞれ文化が違うので支援提供者の位置づけも違う。

◇支援者についてのガイドラインなどを設ける必要がある。
◇支援者とともに活動する場と、自分たちだけの活動の場を分けたらいいのではないか?
→違う場を運営したりするのには大きな労力がかかる。総会に来ていい賛助会員と来ていけない賛助会員ができるのは複雑でよくない。

コアメンバーの推薦がないと賛助会員になれないというのが折り合い点ではないか。
活動を進めるのは、精神障害の人だが、情報の共有は多くの人でしたらよい

◇これからグーグルかヤフーでTCI Asiaのメンバーグループをつくるのでメンバーが拡大するように努めてほしい。

◆個別の会員について
◇Frank(中国)
精神障害者で、北京を中心にピアサポートをおこなっている。中国の運営委員の代理者になれる?
→ライナス:とても活発に活動している。英語がどれくらいできるか心配。Sophieの方が語学力の点ではよいのではないか。香港は独立しているけれど、共有できることはたくさんある。
バーガビ:香港は独立しているので、ソフィーは香港のメンバーになってもらったほうがよい。
ティエン:中国語を話すもの同士、英語の会話は助け合える。
◇Jhilimill(インド)
精神障害者なので、アライに申請しているけどコアメンバーになってもらえるようにする。
◇台湾の何人かの賛助会員
TGQRAAのメンバーが知らない組織やメンバーがある。国内でも知らない組織どうしのことがある。これから確認をとる。

今後に向けて
◇会員についての議論に予想以上に時間を使ったので、施設については今後考えていく。
→イェニとワーカーが、2月にジュネーブで会って計画を立てる。
→桐原が取り組んでいるようにいろいろ資金獲得に向けて動いていく。

◇組織としての登録はキム、ボス、シバニが協力してバンコクで進める。

7・29医療観察法を廃止しよう全国集会!

日 時: 7月29日(日)13:30~16:30(13:00開場)
場 所: 中野区産業振興センター(旧 中野区勤労福祉センター) 地下1階多目的ホール
     東京都中野区中野2丁目13-14 TEL:03-3380-6946
交 通: JR中央線・東京メトロ(地下鉄)東西線 中野駅(南口)下車 徒歩5分
資料代: 500円
● 関東地方以外から参加の精神障害当事者には5000円の交通費補助があります
● 集会後、同じ会場で交流会を予定しています
 
 私たちは心神喪失者等医療観察法に反対し、2003年の成立以降、年2回、医療観察法の廃止を求めて全国集会を行っています。医療観察法は対象犯罪を行った精神障害者を特別な病棟に長期に閉じ込めて強制的に治療する悪法です。
 今回は、保安処分の拡大ともいえる、法制審議会で現在審議中の制度(2017年に閣議決定された再犯防止推進計画にも定められています)について社会福祉士・精神保健福祉士の黒田和代さんからご講演をいただきます。
 審議では精神障害者に限らず犯罪をした者に対して、刑務所に入らなくても、また刑務所から社会に出てからも、監視・指導し、医療や福祉を強制しようとしています。現在でも、逮捕後に検察庁が協力を依頼した社会福祉士から勧められた生活保護を断ったらば起訴された事例や、刑務所に入らない代わりに病院・施設に入所を強要し同意させられたとの事例もあります。
 福祉や医療は本人の自発的な意思によって受ける、本人のための支援であるべきです。社会の安全のため、治安のために使われるようになると、福祉や医療が受けることが刑罰や義務のようになりかねません。医療・福祉に従事する労働者にとっても、福祉が監視・矯正に変質してしまいます。危険な動きです。今回の全国集会に多くの方のご参加をお待ちしています。

講演 法制審の「社会内処遇」の問題点とリーガルソーシャルワークの在り方を考える
講師:黒田和代さん(社会福祉士・精神保健福祉士、NPO法人サマリア理事長)
・講演後には質疑応答の時間があります。
*社会内処遇:犯罪をした人に対し、刑務所などの施設の外で行う指導など(更生保護)  *リーガルソーシャルワーク:更生保護などの司法と連携しての社会福祉

・その他、基調報告、特別報告、リレートークなどを予定

■共同呼びかけ:心神喪失者等医療観察法をなくす会 / 国立武蔵病院(精神)強制・隔離入院施設問題を考える会認定NPO大阪精神医療人権センター / 心神喪失者等医療観察法(予防拘禁法)を許すな!ネットワーク
■ 連絡先 : 心身喪失者等医療観察法(予防拘禁法)を許すな!ネットワーク 東京都板橋区板橋2-44-10-203 北部労働者法律センター気付 F AX : 03-3961-0212

優生保護法下の手術対象者への調査及び謝罪、賠償に関する意見書

2018年7月1日
優生保護法下における強制不妊手術について考える議員連盟
会長 尾辻秀久 様

全国「精神病」者集団
共同代表 関口明彦 
桐原尚之 

 平素より、精神障害者の地域生活の政策・立法にご尽力いただき誠にありがとうございます。私たち全国「精神病」者集団は、1974年に結成した精神障害者個人及び団体で構成される全国組織です。
 さて、このたび宮城県において優生保護法下で手術された方の勇気ある提訴により、優生保護法の問題が関心を集めています。超党派議連が立ち上がり、立法措置の検討を開始したことについて、障害者の権利に関する条約(以下、障害者権利条約)の趣旨を鑑みたものとなるように下記のとおり意見およびご要望を申し上げます。

一、すべての被害者に対する謝罪と賠償を求めます。
二、優生保護法に関する記録の保全・保存の実効性を担保できるような立法措置を求めます。
三、厚生労働省が決めた調査は漏れがないに徹底することを求めます。とくに、1990年代まで優生保護手術を実施していた青森県、秋田県には、ご存命の方がいると思われるため、地方公共団体は病院(精神科病院長期在院者を含む)、福祉施設、障害者団体などと連携して、確実な調査をおこなえるようにしてください。
四、検証委員会(仮称)を設置し、障害者団体の参画のもと再発防止についての検証をおこなうことを求めます。
五、優生保護法による強制不妊手術は違憲であったことを確認することを求めます。
以 上