第8次医療計画の指標に関する要望書(衆議院)

厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部
精神・障害保健課長 林 修一郎 様

 日ごろより精神障害者の地域生活、施策にご尽力くださり心より敬意を表しております。
 先月、国連障害者の権利に関する委員会の総括所見が公表されました。総括所見では、日本政府に対して患者の同意によらない入院の計画的な縮減を求める旨の勧告が記されました。他方で、2021年10月15日、日本弁護士連合会は「精神障害のある人の尊厳の確立を求める決議」を採択し、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律に基づく非自発的入院の廃止と非同意入院の段階的な縮減が提言されています。
 これらの動向を踏まえて、現在、検討されている第8次医療計画の指標には、アウトプット指標として非自発的入院数を加えるとともに、医療保護入院の届出件数や措置入院処分件数、措置入院診察件数等、毎年6月30日時点の非自発的入院者の入院者数及び入院期間等で評価できるようにしてください。
以 上