身体拘束を考える精神医療従事者の会
浅野 様
私たち全国「精神病」者集団は、1974年5月に結成した精神障害者個人及び団体で構成される全国組織です。
わたしたちは、身体的拘束をはじめとする行動制限を縮減するには、現場の努力だけでは限界があり、短期的には告示を含む法令の見直しが必要であると主張してきました。なお、この主張は、2022年当時、精神科病院の身体拘束を考える会の主要メンバーとも随時、相談しながら決めてきたことです。その中でも、告示の「多動又は不穏が顕著な場合」という文言の削除を求めてきましたが、折衝の末、当面は三要件を列挙的に示し、文言も整理したものにするということで合意に至りました。
そんな、私たち当事者からはじまった運動が政策になろうとしている最中に、一部に告示改正反対を掲げる人たちが出始めたことを知り、大変、困惑しています。
わたしたちとしては、改正案なき段階の告示改正反対の主張では手続き的に破綻しているのではないかと考えておりますが、まずは、率直な意見交換をしたく4月3日にお電話にて申入れをおこないました。現在、回答待ちですが、今回改めて文書によるご依頼をしたところでございます。
つきましては、意見交換可能な日程と方法をお知らせください。誠に勝手ながら6月20日までにご回答をお願いします。当日は、行動制限ゼロを目指す者同士、忌憚なく意見交換できれば幸いです。
以 上