本日7月22日、第196回通常国会が閉会しました。3月9日、野党欠席のなか委員長の職権により厚生労働委員会が開催され、不正常になる傍ら、政府は法案上程の事実上の締切日である3月13日までに精神保健福祉法改正法案の閣議決定をおこなわず、今国会への提出を事実上断念しました。
これによって第196回通常国会会期中の精神保健福祉法改正法案の上程は、完全に阻止されました。私たちは、第193回、第194回、第195回の全3回の会期において衆議院審議入り断念、廃案に追い込み、そして、今回の法案提出断念と国会行動において繰り返し勝利してきました。
精神保健福祉法は、私たち精神障害者を苦しめる多くの原因を含んだ法律です。その精神保健福祉法が、今だかつて、ここまでの打撃を受けたことはなかったと思います。
このような流れの中で政府・厚生労働省は、いよいよ精神保健福祉法改正案を前回と同じ内容で出し直すことが困難になってきました。しかし、出し直される法案の中身は、いまだ不明とされています。そのため、次の国会で再び多くの課題を積み残した状態のまま精神保健福祉法改正法案が上程されても全くおかしくはありません。
そのようなことが起これば精神障害者に対する監視強化につながることになるため、私たちとしては断じて認められません。
決して諦めずに最後の最後までともに闘い抜きましょう。
2018年7月22日