日本精神科病院協会からの回答

以下のように回答申し上げます。

一 実際に私立病院の精神科医の多くは、銃を持たせてほしいと内心思っているものなのか、しかるべき立場の者(担当者・担当常任理事等)の所感をうかがいたい。
⇒「精神科医にも拳銃を持たせてくれ」という表現は、現在のアメリカの実情を踏まえた例えであり、何らかの対策を検討して欲しいという願いを言いたかったものです。患者様の一日も早いご快癒の為にいる医療従事者は、どのように対応すべきかを検討する必要があると認識させられたということです。

二 巻頭言の執筆者は、山崎会長である。精神科医にも銃を持たせろとする発言の部分は、引用のかたちをとっているはいるものの、執筆者が山崎会長であることにかわりはない。その意味で引用を通じた山崎会長の主張の一部ということになるが、貴協会を代表する会長の名前で出た文章としては、あまりにも不用意ではないか、貴協会の見解をうかがいたい。
⇒ご不快な思いをされた方がいらっしゃったのであれば、今後は発言の引用であっても十分に気をつけるようにしたいと思います。医療の現場で、患者様の為に一生懸命医療を提供させて頂いている従事者も、掛け替えのない人達です。協会として、より良い精神科医療を求めていかなければならない立場から、米国での事例のような不幸な出来事にならないように、安全な精神医療の推進していかなければなりません。
                                  以上
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