以下の通り、質問状をお送りしますので、相談・懇談の場の設定をよろしくお願い申し上げます。
冠省
当会は、1974年5月に結成した精神障害者個人及び団体で構成される全国組織・連合体です。
さて、当会では、5月から6月にかけて貴協会の機関紙2018年5月号の山崎会長巻頭言に係る非常に多くの問い合わせを受けております。
私たちも当該巻頭言を読みましたが「精神科医にも拳銃を持たせてくれ」との記述があり、非常に過激な表現が用いられていることにたいへん驚きました。
会員からの問い合わせの多くが「私立病院の医者のほとんどが本当は内心では銃を持たせてくれと思っているのでしょうか」「自分は主治医も他の医者も信用できなくなったから通院を辞めたいです」といったものでした。
私立病院を代表する貴協会が、会長の名前により雑誌上で「精神科医にも拳銃を持たせてくれ」と書かれた文章を掲載したということは、実際に医療を受ける私たち精神障害者にとっては、私立病院全体の考え方を反映しているのではないかと、自分たちが銃口を突きつけられている気持ちにさせられるものです。
結果、現場の医療不信を招いており、通院中断の要因にさえなり得ています。
そこで、貴協会の見解をうかがいたく、近日中の会談の設定をお願い申しあげます。また、同日は円滑な話し合いができるよう以下の質問への回答をご用意していただければ嬉しく思います。
一 実際に私立病院の精神科医の多くは、銃を持たせてほしいと内心思っているものなのか、しかるべき立場の者(担当者・担当常任理事等)の所感をうかがいたい。
二 巻頭言の執筆者は、山崎会長である。精神科医にも銃を持たせろとする発言の部分は、引用のかたちをとっているはいるものの、執筆者が山崎会長であることにかわりはない。その意味で引用を通じた山崎会長の主張の一部ということになるが、貴協会を代表する会長の名前で出た文章としては、あまりにも不用意ではないか、貴協会の見解をうかがいたい。