(1)要望の趣旨
全国「精神病」者集団は、1974年に結成した精神障害者個人・団体で構成される全国組
織です。今国会で審議予定の医療法改正法案に対しては、病床数削減への懸念の声が散見
されます。しかし、精神病床だけは、地域医療を拡充させるためにも積極的にダウンサイ
ジングしていかなければなりません。
(2)精神科の長期入院問題
・日本の精神病床は、他国と比べても突出して多いです。
・入院医療が必要ないのに長期入院を余儀なくされている人が約7万人います。
・地域移行を進めても、新たな入院者が長期入院になるのなら意味がありません。
・そのため、精神病床を減らして訪問介護などの障害福祉を充実させる必要があります。
(3)医療法改正案への要望
・医療法改正法案の目玉となる新地域医療構想では、新たに精神科医療が対象になりま
す。精神病床のダウンサイジングが推進されるため、長期入院問題の解決へと一歩前進す
ることになります。
・しかし、今回は非稼働病床数程度(全精神病床数が約32万で稼働率約8割のため約5万
床が稼働していない病床となる)の精神病床の削減しか予定されていません。
・長期入院の人が退院して空いた病床が削減されていくわけではないので、長期入院問題
の根本的な解決に向かうものとまではなり得ていません。
・より積極的かつ計画的な精神病床数削減(10万床以上)を求めます。
以 上