厚生労働委員会「臓器の移植に関する法律の一部を改正する法律案審査委員会」の皆様へ

 私ども全国「精神病」者集団は1974年に結成された全国の「精神病」者団体・個人の連合体です。
 私どもは、医師が三徴候によって死を「確認する」のではなく、死を「判定する」こととなる、「脳死」という概念に反対し、脳死・臓器移植法そのものに反対してきました。
 「脳死」とされた方は、まさにもっとも重度の障害者といえましょう。こうした障害者の命の切捨てにつながる脳死概念を私たちは認めることはできません。
 今回さらに死を法律で定める、脳死とされ臓器を摘出される範囲の拡大、子供への脳死判定が導入される法案が作られようとしていると知り、緊急にファックスさせていただきます。
 どんなに障害が重かろうと、医療の差し控えや「死の判定」を持って命を切り捨てることをやめてください。すべての人に、そしてどんなに重い障害者であろうと生きる権利があります。
2008年6月1日

日本テレビ抗議文

2007年11月10日
日本テレビ NEWS ZERO 担当者御中

 はじめまして、私ども全国「精神病」者集団は1974年に結成された、全国の「精神病」者団体個人のネットワークです。
 10月11日放送new poor 新たなる貧困「うつ病で休職中の正社員 “収入ゼロ”貧困の危機」という番組での星野仙一さんのご発言について、会員より、抗議の要請がありました。
 会員が貴局担当者に伺ったところによるとこの番組の目的は以下とのこと、
・日本の社会構造の変化と実情。(正社員を減らし、派遣などを委託する企業が増えているなど)
・働く気はあるのに病気で働けない。こういった人もいるということを多くの人に理解してもらう為。
・国や行政に何か出来ないかの問いかけ。
・うつ病がどんなものかを多くの人に知ってもらうため。
 趣旨としては非常に重要かつ今求められている内容と考えます。
 
 しかしながら、星野仙一さんの「うつになったら、ペットを飼うとか、歩くとか工夫しなきゃだめだ」というご発言は、うつになったかなあと不安を感じている方あるいはうつになっている方たちへ非常に誤解を与え、むしろうつ病に関して誤った情報を与えて、人々を誤った方向へ導きかねない内容と考えます。
 うつ病の仲間にはこうしたあやまったアドバイスが周囲からされることが多く、病状の悪化を招いている例があまたあります。星野さんだけではなくて素人判断のアドバイスや励ましが、むしろうつ病者を追い込んでいるのです。たとえば「スポーツをすれば」「気分転換に旅行をしたら」「気の持ちようだよ、がんばれ」などなどです。

 私どもは貴局に対してこの星野さんのご発言に抗議すると共に、以下要請いたします。
1 星野さんの発言を訂正し誤解を招かないよう、訂正の放送を行うこと
2 うつ病に苦しむあるいはうつ病ではないかと不安を感じている人により正しい知識と支援のあり方を考える、新たな番組を作成すること
  以上

放送倫理・番組向上機構御中
 日ごろの番組向上へのご尽力に敬意を表します。
 さて同封のように私ども全国「精神病」者集団は日本テレビに対して抗議および要請を行いました。
 うつ病者を追い込みかねない内容ですので、ぜひ貴団体としても、この番組での星野さんの発言について調査対応していただけるようお願いいたします。