蘇生会総合病院・東徹様宛 公開質問状

蘇生会総合病院
東徹 様

公開質問状

 平素より、精神障害者の地域生活にご尽力いただき誠にありがとうございます。私たち全国「精神病」者集団は、1974年に結成した精神障害者個人及び団体で構成される全国組織です。
 さて、日経メディカルに掲載されていた東徹先生の文章を読みました。残念ながら日経メディカルに掲載された文章からは、記事を書き世に問うていく者としての責任が十分に感じられました。記事の内容は、拘束や医療安全をめぐる政策の国内外の全体像をほとんど把握していないまま、ネットで調べたことと憶測・推論が目立つ構成となっています。そして、なによりも患者団体から抗議があった経緯を記述せず、日本の私立精神科病院を代表する組織の雑誌に会長が巻頭言で「精神科医にも拳銃を持たせて」と書くことに対しても、文脈によっては擁護できるかのような書きぶりに読めるようになっています。
 私たちは、会員及び非会員多数から当該巻頭言をめぐる医療不信のうったえの相談にのり、あくまで事態の収束のために、まずは日本精神科病院協会(以下、「日精協」とする。)に対して相談の問い合わせをしました。私たちは、決していきなり公開の抗議文を出したわけではなく、あくまで真摯に話し合いを求めたわけです。しかし、日精協は話し合いを拒絶し、電話口で「文書で回答するからいいでしょ!」などと横柄な態度をとり、結果としてこのような事態を招きました。
 こうした経緯について全ての医師は患者及び患者組織に対して医師の自浄作用を約束するべきだと思っています。つきましては、下記の質問にご回答をお願いします。誠に勝手ながら2018年8月末日までにご回答ください。

一、東先生は、日本の私立精神科病院を代表する組織の雑誌に会長が巻頭言で「精神科医にも拳銃を持たせて」と書くことを文脈によっては擁護するのか、立場を明らかにされたい。

二、「精神科医にも拳銃を持たせて」の一言によって患者に医療不信を与えた事実をどう考えているのか、医師としての見解を明らかにされたい。

三、「精神科医にも拳銃を持たせて」の一言を政治的に擁護するだけで患者の医療不信などに配慮や想像力の及ばない精神科医をどう思われるか見解を明らかにされたい。