祇園祭宵山行事中に交通規制にあたる警察官への障害者差別解消法の周知に関する要望書

京都府総務部人事課 殿
京都府健康福祉部障害福祉課長 殿
京都府警察交通規制課長 殿
下京警察署長 殿
中京警察署長 殿

祇園祭宵山行事中に交通規制にあたる警察官への障害者差別解消法の周知に関する要望書

 日頃より京都府下における障害差別解消の推進に尽力くださり、こころより敬意を表しております。
 当会は、1974年に設立された精神障害者個人及び団体で構成される全国組織です。
 さて、宵山行事期間中(2017年7月15日・16日、18時~23時ころ)は、四条通及び烏丸通の歩行者用道路規制がおこなわれ、歩行者は四条通の左側通行室町通・新町通等において一方通行への協力が求められることとされています。他方で障害者差別解消法及び同法京都府職員対応要領等に基づき合理的配慮の提供義務をおうべきところ、2016年7月15日の宵山行事中には、同法の義務を知らないとして身体障害者やお年寄りの帰宅などへの配慮をしない警察官の対応が散見されました。とくに目に見えない障害である精神障害者は、当日の交通規制の多忙を理由として合理的配慮の要求を拒絶されかねないものと深刻に憂慮しております。
 つきましては、交通規制にあたる警察官への障害者差別解消法の周知徹底を求めるとともに、行事期間中に合理的配慮を提供しなかった警察官の存在を確認した場合には、京都府警察として何らかの対応をしていただきますようお願い申し上げます。
以 上 

2017年7月13日
全国「精神病」者集団